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学会レポート
 
   
SNMMI2018 学会報告
June 23-27, 2018
平井 信登
医学科4年次

2018年6月23日から26日にかけて米国フィラデルフィアにて開催されましたSociety of Nuclear Medicine and Molecular Imaging に参加してまいりました。私は、大学のカリキュラムの一環である、3年次の基礎研究室配属期間中にこちらの大阪大学医学部核医学教室にお世話になり、その際行った実験「腫瘍及び炎症モデルラットを用いたPET評価によるD、L体FBPAの比較」についてoral presentationの機会をいただきました。同じく基礎配属期間中に当教室に配属になりました谷直樹(医学部4年科)、阪井達哉(医学科4年次)の2名も配属期間中の実験が採択され、poster presentationを行いました。私は国内での学会への参加経験もなく、全てが新鮮であったので体験を挙げればきりがないのですが、やはり自分の演題発表については強く記憶に残っています。私は学会前には研究とは何たるかということを深く考えておらず、自分の研究の背景をよく調べずに発表に臨んでしまったのですが、発表後の質疑応答では、なぜ実験テーマとしてD体FBPAを選んだのか、それはどう有用なのかということを沢山の人に聞かれました。しどろもどろになりながらなんとかその場はしのぎましたが、背景こそが自分の研究が重要であるとアピールする材料なのだと気づき、恥ずかしくなったのをよく覚えています。しかし、セッション後「Good talk!!」と声をかけてくださった方や、更に質問に来てくださった方もいて、たとえ形だけでもやりきったという自信もつけることができました。

このように学会で自分の発表や、他の先生方の発表、教育セッションの聴講を通し、私は核医学の多様性を肌で感じられたように思います。例えば、PET検査に用いる核種は様々で、日々新しいものが開発されています。また、核種によって標識される化合物も、糖やアミノ酸、DOPA、白血球、水など多岐に渡っており、PETトレーサーはそれらの組み合わせで合成されるわけですから、無限に種類があると言っても過言ではありません。さらに、PETは腫瘍の転移を調べたり、脳の機能局在を評価したり、心機能を計算したりと、沢山の用途に応用されてきました。私は自分の実験が腫瘍を主眼に置いたものであったので、PETの主な目的は腫瘍の検索だと勝手に思い込んでいたのですが、様々なポスターや演題発表を通し、PETの持つ大きな可能性に気づかされました。また、最近ではPETトレーサーを診断だけでなく、BNCTのような治療法としても活用する研究も盛んに行われており、大きな注目を集めています。日本では論文を読むことによってしかこれらの研究を学ぶことができませんが、SNMMIでは各国の研究者から直接その内容を学ぶことができ、非常に刺激的な体験となりました。

最後になりましたが、私たち3名が実験成果を抄録にまとめ、今回学会に参加することができましたのは、手厚くご指導してくださった渡部先生をはじめ、核医学教室の先生方、そして畑澤教授のお陰です。今までアカデミックな世界とは無縁な環境で生きてきた私ですが、今回貴重な機会に恵まれ、その断片を垣間見ることができました。この経験を活かし、今後も勉学に精進して参りたいと存じます。

SNMMIポスター会場にて、左から2番目が筆者。

発表会場にて、セッション終了後に指導者の渡部Drと共に

フィラデルフィア美術館前のロッキー像にて、左:阪井君、右:谷君

 

   
 
 

 

 

       
       
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