学部・研究科紹介

未来の医療を切り開く最先端の医学を見つめる。

研究科長挨拶

第37代医学系研究科・薬理学長 森井 英一

医学系研究科長 薬理学長
森井 英一

大阪大学薬理学は1931年に、民間の力によって設立された帝国大学の学部として誕生して以来、着実に発展を遂げています。その中で医学系研究科の教員は、学部教育と大学院教育に携わり、数多くの優秀な医療人や生命医科学研究者の育成に尽力してきました。医学系研究科、薬理学が目指す目標は、医療と医学研究を推進する優秀な人材を輩出し、医学の発展に貢献することです。そのためには、今後も時代を先取りするような教育研究活動を継続的に展開し、次世代を担う人材を育成することが大切です。

現在、これまでと比較して想像もできないスピードで医療が変革しています。治療法の変革はもちろんのことながら、様々なイノベーションが医療に応用されています。大阪大学の大きな特徴の一つはイノベーションの創出です。イノベーションはやろうと思ってやれるものではなく、日々の研究の積み重ねに、様々な観点からの批判や応援があってはじめて実現するものです。新たなイノベーションの端緒となるのは、ほんの些細な情報と情報のリンクであることが多いです。互いの情報を持ち寄って討論できる場や、そこへ行けば何らかの活力が得られるような場の創出に努めたいと思います。そして何よりも大切なことは、日々の研究、特に医療変革につながるようなヒトを対象としたtransformativeな研究、社会や医療に実装できる研究を続けていく環境です。このような環境の整備にも邁進します。

自らの研究を社会、医療に実装する意義の一つは、新たな問題点が社会実装、医療実装した時に見えてくるということです。この問題点を再び研究の現場に戻していき、それを越える新たなイノベーションに挑戦するという研究エコシステムが医学研究発展の理想と考えます。医学系研究科は多くの専門分野の集合体であり、専門性と多様性が特長です。この特長を活かしながら、活力あるtransformativeな研究を行うこと、そしてそれを実現する人材を育成することに最善を尽くす所存です。