感染症・免疫学

免疫制御学

難治性免疫疾患の病因・病態解明をめざして
  • 腸管免疫系の解析
  • 腸内環境因子の解析
  • 腸管上皮層の解析
教授 竹田潔
感染症・免疫学講座 免疫制御学
当研究室の源流は、大阪大学薬理学附属癌研究施設・腫瘍発生学部門(初代:久留勝教授(兼任),2代:山村雄一教授(兼任)、3代:北川正保教授、4代:濱岡利之教授)に遡ります。その後、附属バイオメディカル教育研究センター・腫瘍発生学部門,医学系研究科・腫瘍発生学教室(濱岡利之教授)を経て、現在に至っております。

炎症性腸疾患の病因・病態解明をめざした腸管恒常性の維持機構の解析

1.腸管免疫系の解析

腸管粘膜に存在する自然免疫担当細胞の解析を行い、腸管粘膜固有層に特有の自然免疫担当細胞(CD70陽性樹状細胞、制御性ミエロイド細胞)をマウスやヒトで同定し、腸管免疫系の制御に極めて重要な役割を担っていることを見出してきています。これらの腸管粘膜特有の細胞の活性がどのように制御され、またこれら細胞の異常と腸管炎症の発症との関わりを解析しています。[1-6]

2.腸内環境因子の解析

腸内細菌や食餌成分などの腸内環境因子による腸管粘膜免疫系の機能制御機構を、無菌マウスや様々な成分食を用いて解析しています。これまでに、腸内細菌に由来するATP、食餌由来のビタミンB9が腸管免疫系の機能に深く関わることを見出してきています。他にも様々な因子が腸管免疫系に及ぼす影響を解析しています。[7-9]

3.腸管上皮層の解析

腸管において、宿主免疫系と腸内環境因子の境界を築く上皮細胞層のバリア維持機能を解析し、その異常による腸管炎症の誘導機構を明らかにしようとしています。[7-10]

このような解析により、腸管恒常性の維持機構を明らかにするとともに、そのバランスの破綻で発症する炎症性腸疾患の病因・病態を明らかにし、さらにその制御技術の開発をめざしています。[11-13]

【文献】

1. Immunity 24, 41-51 (2006).
2. Nature 455, 808-812 (2008).
3. Proc. Natl. Acad. Sci. USA. 109, 5010-5015 (2012).
4. Gastroenterol. 145, 1380-1391 (2013).
5. Nat. Commun. 5, 3704 (2014).
6. J. Exp. Med. (2017)
7. PLoS Pathogens 8, e1002714 (2012).
8. J. Immunol. 189, 2869-2878 (2012).
9. Immunity 42, 279-293 (2015)
10. Arthritis Rheum 68(11), 2646–2661, (2019)
11. J. Immunol. 190, 774-783 (2013).
12. Nature 532, 117-121 (2019)
13. Mucosal Immunol (2019)

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